問題無く組み立てたつもりだが、なぜか矢が飛ばない・・・
矢が飛んだり、飛ばなかったりする・・・
などの症状があるときは、下記に記載している原因が多いです。
矢が飛ばない原因は
矢が正しく装填されていないことです。
下図のように、矢を奥まで差し込んでいないと、弦が矢を正常に押し出すことができないことがあります。
写真はフルサイズクロスボウですが、ピストルクロスボウも同様です。
矢を正常にセットしないと
矢が飛ばないことはもちろん、空撃ちに近い状態ですので、弦や弓などに負担がかかり破損の原因になります。
下図のように、正しく矢を装填しましょう。
意図せず矢の位置がズレる
矢をセットしたままクロスボウ本体を動かしていると、セットした矢の位置が知らぬ間にズレて、空撃ちに近い状態になる可能性もございます。
対処方法
矢を正しく装填した後は速やかに打つことをおすすめします。
また、矢を装填したままにしておくと、予期せぬ誤射になりかねません。
矢を装填したままの放置は大変危険です。
まとめ
矢を装填しないで撃つことを「空撃ち」と言っていまして、空撃ちするとクロスボウは破損します。
今回、ご紹介した矢が飛ばない症状は、その空撃ちに近い状態ですので、破損する確率が高いです。
矢を発射する前に必ずセットされている矢がどんな状態かを意識することで未然に防ぐことができる症状かと思います。
以上、矢が飛ばない原因でした。
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「リムチップ」というクロスボウの消耗品はご存知でしょうか。
おそらくクロスボウを使用している方でも知らない方がいるかもしれません。
替え弦を交換する頻度まで多くはないですが、消耗品なので、破損したときに交換することで
引き続きクロスボウを使用することができますので、知っておいて損はないです。
リムチップとは
早速ですが、リムチップとは「クロスボウの弓に装着するパーツ」です。
具体的に説明すると、リカーブクロスボウ用の弓の左右に、はめ込む樹脂製パーツ(消耗品)です。
たいていのクロスボウは、弓に弦を直接かけるのではなく、「リムチップを弓に装着後」→「弦を張る」という流れになります。
文章だけですと、伝わりづらいかと思いますので
写真をご用意いたしました。写真は80ポンドクロスボウ用のリムチップです。
下記をご覧ください。
リムチップ
リムチップと弓
リムチップを弓に装着したイメージ
(補足事項)
写真は80ポンドクロスボウ用のリムチップです。
購入するとき
ManKung社やPerfectLine社のフルサイズリカーブクロスボウやピストルクロスボウが対象となります。弓に滑車がついているコンパウンドクロスボウは、対象外です。
下記のa)とb)はピストルクロスボウ用で、c)がフルサイズリカーブクロスボウ用です。
(補足事項)
替え弦を購入するとリムチップ2個が付属します。
80ポンド強化弦や175ポンドジャガー用、コンパウンドクロスボウ用などの替え弦は、リムチップが付属しません。
今回は、クロスボウのリヤサイトの修理の写真を撮っていたので紹介したいと思います。
修理する部分は、リヤサイトやスコープなどを取付けるマウントレールの角度調整を行うダイヤルです。
そう壊れる部分ではないと思っていましたが、お客様の中には強く回し過ぎたり落としたりして調整ダイヤルを破損してしまう方がいらっしゃいます。
部品さえあればなんとか交換できそうな構造です。
実は、その部品がなかなか手に入りづらいもので・・・。
今回は他の部品取り用のクロスボウから抜いて修理品に移植します。
修理開始!
ダイヤルを外す際の注意点
赤線で囲まれた部分です。
ちょっと箱を下においたら見えにくくなってしまいました・・・
これが折れてしまうとその部品が使えなくなるのはもちろんですが。中のバネやボールが飛び出て紛失する可能性があるため、注意が必要です。
実際に使用されている部品がこれです。
このバネと鉄球が紛失しやすいです。
破損しているダイヤルを外す
Eリングを取り外し、ダイヤルを抜くとぽっかり穴が開きます。
ちなみにこの状態から分解することなく部品の交換は可能です。
バネを組み込む
まずはバネから組み込んでいきます。写真のように差しこむだけの作業です。
鉄球を設置
次は鉄球です。
中にコロンと入ると大変なことになる可能性があるため、慎重にバネの上に乗せます。
仕上げ
最後に、ダイヤルを差し込んで裏のEリングを止めるだけです。
特別な工具がない限りEリングを止める作業は難しい作業です。
Eリングを失くさないよう気を付けて作業をしましょう。
替え弦について
クロスボウの消耗品の1つです。
クロスボウの弓にかける紐状のもので、矢を発射させるために必須な消耗品です。
80ポンド用の替え弦には
通常弦と強化弦があります。
その違いについてのお問い合わせが何度かございましたので、今回、ご紹介させて頂きます(^^)
通常弦と強化弦の違い
替え弦は、数本の紐を束ねているような作りになっており、 強化弦に使用されている紐は通常よりも太めです。
その分、強化弦のほうが寿命が長い傾向があります。
なお、通常弦にはリムチップが付属しますが、強化弦は弦のみです。
◯
80ポンド用の通常弦
◯
80ポンド用の強化弦
使用できるクロスボウは
当店で取り扱っているドローウェイトが80ポンドのピストルクロスボウに使用できます。
商品名に「80ポンド」があるピストルクロスボウが対象になりますので、
「80ポンド ピストル」と検索欄で検索して頂くと見つけやすいです。
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