スリングショットの丸ゴム交換方法

丸ゴム交換方法
スリングショットのゴム交換のお問い合わせは多いです。
意外と知られていないようですので交換方法を紹介します。

交換方法のコツ

ゴムを取り外す

ゴムを引っ張っても、取り外せない場合はカッターなどで切ります。
その際、スリングショット本体を気づ付けないように注意します。

新しいゴムを取り付ける

新しいゴム(替えゴム)を、そのまま押し込もうとしてもなかなか入りません。
中には水をつけて入れるという方もいますが、それでも良いと思いますが中に水が残ったりと心配もあります。
したがって

・アルコール類(お酒ではないです)
・パーツクリーナー

などの揮発性がよく粘り気などが残らないものを使用します。

おすすめは、パーツクリーナーです。ホームセンターで大きいものが数百円程度で売られています。
車やバイクのメンテナンスに使用できるものです。
これをゴムにシューっと多めにふりかけて乾かないうちに急いでゴムを挿し込みます。
少し慣れは必要ですが、何もしないときより簡単に入ります。
あっという間に乾くため急いで入れないとゴムが動かなくなります。

注意事項

溶剤の入った物を使用するとゴムが溶けます。
油を使っても簡単に挿入できますが、簡単に抜けます・・・

アローリテンションスプリング交換(テンポイント)

テンポイントのアローリテンションスプリングの交換です。

そう壊れるパーツではありませんが、強度は強くないため取扱いを間違えると破損する可能性があります。

テンポイント製品はボルトで固定されていますので簡単に交換が可能です。
一般的には圧着されていたり脱着ができないものの方が多いです。
下記は、テンポイントのアローリテンションスプリングの交換記録です。
参考になりましたら幸いです。
(アローリテンションスプリングの単体販売は行っておりません。)

※画像をクリックすると拡大します。

アローリテンションスプリングの交換

折れてしまった状態。矢が押さえられないため使用不能状態です。

交換はまずスコープを外す必要があります。
外すにはインチサイズの六角レンチが必要です。(日本では一般的なミリサイズでは合いません。)
取り付けのネジを緩めると取れます。
レールを止めてある2本のボルトを外します。
すると取り付け部がでてきます。
ボルトを外し新しいものへと入れ替えてボルトで止めます。
取り外しと反対の手順で取り付けます。
スコープを取付けて完成です。

クロスボウ関連ページ

テンポイント社製ACUドロー牽引装置の交換


↑画像をクリックすると拡大します。

ACUドロー牽引装置とは、釣りで使用するリールのようにコッキングができる巻上式(クランク式)コッキング装置のことで、アメリカのテンポイント社製のコッキングデバイスを指します。

クランク式コッキング装置は、メーカーごとに呼び名が違っており、「ACUドロー牽引装置」・「コッキングデバイス」・「コッキングメカ」などと呼ばれています。

どのようなときに壊れるの?

通常の使用方法で壊れることはほとんどありませんが、コッキング時に根元まで引いているのに巻上をしすぎたり、コッキング中にコッキングデバイスのロックを解除したことによって生じた予期せぬ動作などの理由により破損してしまうことがあります。

下記は、テンポイントのACUドロー牽引装置の交換記録です。
参考になりましたら幸いです。
(ACUドロー牽引装置の単体販売は行っておりません。)

※画像をクリックすると拡大します。

ACUドロー牽引装置の交換

コッキングデバイスのカバーが止まっているネジを外します左右2本づつ止まっています。

カバーを外した状態です。
新しいコッキングデバイスと比較してどこがどう止まっているか確認します。
4本止まっているネジを完全に外します。シルバーの筒に止まっているボルト4本です。
外しました。どこを外すかわからない方は写真を拡大してみてください。1本はコッキング紐を支える金具が通っています。
紐を完全に出し切ると写真の部分にボルトがあります。これを外すと左右が分解しコッキングデバイスが外れます。
外しました。これ以上分解する必要ないためこのまま外したまま元通りに戻していきます。
いよいよ新しいコッキングデバイスの番です。先ほど外したものと同じようにバラしていきます。
コッキング紐を引いてネジを探しますが、今度は引いたらそれが戻らないように手で押さえたりテープやひもなどで止めます。これをしておくと後で楽です。
全開に引き出して止めておきます。
その状態でボルトを外します。
ボルトをとると外れます。
ここまで外したら後は本体に通して元通りにするだけです。
本体に通しました。
紐の巻き取り部分も同じように元に戻してネジで止めます。
ここまで来れば先ほど引っ張って止めていた紐を元に戻してもかまいません。
先ほど外したボルト元のように取りつけます。
この1本は部品が付いているので注意して戻してください。
左右のバランスを見ながら完全に固定します。固定は左右に3本づつ付いているボルトを締めつけます。指をさしている部分はそのうちの一本です。
今回向かって右側のボルトは既に閉められていたため、左側を閉めただけでほどんどまっすぐいい状態になりました。必ずしもそうとは限りませんので斜めになっていないか、左右どちらかに著しく片寄っていないか確認は必要です。
固定が終わったら元ついていたケースをつけて終わりです。
左右この2本のネジでとまっていました。
実際にコッキングを行って問題なければ、交換完了です。

クロスボウ関連ページ

テンポイント社製ACUドロー牽引装置のコッキングクロー交換


↑画像をクリックすると商品の説明ページへ移ります。

コッキングクローとは、釣りで使用するリールのようにコッキングができる巻上式(クランク式)コッキングデバイスの一部分で、弦にかけるパーツを指します。

クランク式コッキング装置は、メーカーごとに呼び名が違っており、「ACUドロー牽引装置」・「コッキングデバイス」・「コッキングメカ」などと呼ばれています。

どのようなときに壊れるの?

通常の使用方法で壊れることはほとんどありませんが、コッキング時に根元まで引いているのに巻上をしすぎたり、コッキング中にコッキングデバイスのロックを解除したことによってクローが飛んでいったなどの理由により破損してしまうことがあります。

下記にテンポイントのクランク式コッキングデバイス(ACUドロー装置)のコッキングクロー及びロープの交換記録です。
参考になりましたら幸いです。

※画像をクリックすると拡大します。

交換前

コッキングしすぎたりすると、下記のように折れてしまうことがあります。

コッキングデバイスのカバーを外す

コッキングメカのカバーを外すため、止めてある2本のネジを外します。

カバーを外した状態です。

反対側のカバーも外す

ロープを全部引き出す

コッキングクロー又はロープの先を持って引っ張ります。

このボルトでロープが固定されています。

新しいコッキングクローを用意する

コッキングクローとロープの交換

自動で引き戻っていくので、紐を使用して引き戻らないように固定しています。

ロープを固定しているボルトを六角レンチで緩め、ロープを取り外します。
新しいロープを元のロープと同じ様に通します。
新しいロープの先に結び目を作り、とれにくくします。
図のようにボルトで固定します。反対側も同様の手順で行います。
ロープの取付完了です。
ロック部分を固定していた紐を外しカバーを戻します。
カバーをネジで固定します。
※ネジを締めすぎないようにご注意ください(締めすぎると破損します)

クロスボウ関連ページ

高価なクロスボウほど壊れにくい?

価格が高いほど頑丈?

高価なクロスボウほど丈夫な造りになっていそうと
思われがちですが、実際はそうではありません。
矢を発射するときの衝撃がくる主な部分はボウユニットになります。
ボウユニットの中央部や弦と擦れる部分は、それ相当の丈夫な造りですが、
その他の部分は思っているほど頑丈ではありません。
強度よりも、軽量化の対象となっているようにも思えます。

どんなときに壊れるの?

通常の使用方法では壊れないですが、使い方を間違えたり
独自の使用方法やカスタマイズなどをすることで壊れることがあります。

頑丈なクロスボウはないの?

高価なほど高威力になる傾向はあります。
威力を求めるのであれば、価格で選ぶのは大きな間違いではないですが、
頑丈かどうかはクロスボウの価格には関係ありません。
クロスボウの扱い方次第では、どのクロスボウも壊れます。
威力があればあるほど、一度のミスで壊れるかと思います。
但し、弦やケーブルが切れる程度でしたら、消耗品ですので、交換すれば再び利用できます。

当店からのご案内

クロスボウを初めて使用する方は、1度は壊したりするものなので
いきなり高級な機種ではなく手頃な機種から使用することを当店ではお勧めしております。

コッキングメカが非対応のクロスボウ(150A2)に、コッキングメカを取付けた例

愛知県のお客様T様より頂いたコッキングメカの改造取付写真です。
かなり興味のある写真かと思います。
もともとコッキングメカは取り付ける機種が限定されていますのでその他の機種に取り付けるにはどうしても加工が必要となってきます。
今回、150A2に加工して150A4用のコッキングメカを取り付けられました。
またその加工風景の写真をいただきました。
T様本当に有り難うございます。
取り付けてみようと思う方の励みになると思います。
写真を順番に掲載しています。
また、T様は自宅に射撃スペースまで持っています。非常に羨ましい限りです。
一緒にお送りいただいた写真も掲載させていただきます。
※画像を押すと拡大します。

1.加工風景

2.完成写真

テンポイント社製クロスボウのボウユニットに、弦やケーブルはどのように張られているのかな?

クロスボウのメンテナンスを行う際に
リカーブタイプで弦を外した後に取り付けに迷うことはありませんが、
コンパウンドタイプでは、いざ弦とケーブルを外した後にあれ?どう付いてたかな?っと一瞬分らなくなることがあります。
そんな方のためにボウユニット(弓部)の滑車付近の写真を掲載いたします。
もし分らなくなったときに、参考になりましたらうれしい限りです。
前回は、PerfectLine社製クロスボウでしたが
今回は、テンポイント社製クロスボウです。
写真に載せてあるクロスボウは、「テンポイントCLS-S」です。(生産完了モデル)
大まかな構造は似ておりますが、クロスボウの機種により違いがあります。

※画像を押すと拡大します。

1.上からの視点

2.上からの視点(拡大)

3.下からの視点

4.下からの視点(拡大)

クロスボウのボウユニットの構造って複雑ですね(185ポンドコンパウンド)

クロスボウのメンテナンスを行う際に
リカーブタイプで弦を外した後に取り付けに迷うことはありませんが、
コンパウンドタイプでは、いざ弦とケーブルを外した後にあれ?どう付いてたかな?っと一瞬分らなくなることがあります。
そんな方のためにボウユニット(弓部)の滑車付近の写真を掲載いたします。
もし分らなくなったときに、参考になりましたらうれしい限りです。
写真は、PerfectLine社製の最強クロスボウです。(生産完了モデル)
大まかな構造は似ておりますが、クロスボウの機種により違いがあります。
ケーブルが傷んで交換前の商品です。ほつれていますが気にしないでください。
※画像を押すと拡大します。

1.上からの視点

2.上からの視点(拡大)

3.下からの視点

4.下からの視点(拡大)

デザートホークの組立を行うには

組立の依頼がありますが、なるべくご自分で組立されることをおすすめいたします。
リカーブクロスボウの中で最も重いドローウェイトのあるデザートホークは、購入時から、すでに弦が張られているため、初回の組立は簡単です。
クロスボウは使用していると、必ずいつか弦がきれます。
また弦だけでなく、さまざまな面でメンテナンスを必要となってくるかを思います。
デザートホークのメンテナンスに関しては、専用の機械が必要となりますので、ご自分で解決しようとすることは難しいです。
当店で購入したクロスボウの場合、ボウユニット(弓部)だけを送って頂ければ、弦の交換が対応できます。※送料や交換品などはお客様負担です。

↑画像を押すと、詳細ページへ移ります。
※組立画像を押すと拡大します。

1.組立の部品です。

2.ボウユニットと本体をドッキングさせます。

3.ボウユニットとクロスボウ本体をボルトで固定します。

4.ボルトが緩まないように裏のネジを締めます。

5.先ほど締めた両側のボルトを緩めます。

6.フットスティラップを挿入し、緩めたネジを再度締めて固定します。


本体は、これで完成です。

7.クイーバーの取り付け部材を本体に取り付けておきます。

8.ちなみにこの部品はこの機種では使いません。(なら入れるな!って話ですね)

9.クイーバー側も取り付け部材をビスでとめます。

10.これでクイーバーが取り付けできました。

取り付けは形状を良く見て挿入し、時計回りにまわして取り付けます。

11.ショルダーベルトを取り付けます。

取り付け部品が既についているので楽です。
取り付け部材を横に押すようにしてずらします。押してもずれない場合はネジを部分を回してください。

12.取り付け穴に通します。

13.取り付けたらギザギザのつまみを回して外れないようにします。

テンポイント社製クロスボウの組立例

コンパウンドクロスボウで組立の依頼がありますが、リカーブクロスボウとは異なり
すでに弦が弓に張られていますので、組立ができる方が多いです。
ここではテンポイント社製コンパウンドクロスボウの組立を紹介いたします。
一部のクロスボウにしか付属されないダンパーや安全カバーの取付手順を記載しております。
参考程度にご覧ください。
※組立紹介に使用しているクロスボウは、生産完了しているモデルです。
組立は単純な作業ですが、2人で行うことでスムーズにできるかと思います。
※組立画像を押すと拡大します。

1.組立準備

下記のような部品があります。

2.ダンパー類の取付

ダンパーとは、矢の発射時の衝撃を和らげるものです。
(1)アローテンション部への取付。
(2)弓部へ取付。

(3)本体部へ取付。
まず、ケーブルセーバーを弦に固定させる。
ケーブルセーバーを本体に差し込む。
続いて、ダンパーも差し込む。
ボウユニット(弓部)を固定する。

3.クイーバーの取付

(1)クイーバーのアタッチメントを取付ける。

(2)クイーバーを取付ける。

4.安全カバーの取付

安全カバーを取り付けることで、手がレール上に上がるのを防いでくれます。

5.完成