「コッキング」タグアーカイブ

クロスボウを空撃ちしてしまうとどうなるの?

クロスボウの疑問

クロスボウ本体に「矢」を装着せずに撃つことを「空撃ち」といいます。
ここでは、クロスボウの空撃ちをしてしまうと、どうなるのかを説明します。

空撃ちをするとどうなるの?

クロスボウは「空撃ち」、または「空撃ち状態で矢を放つ」と、弦や弓などの消耗品に負担がかかり破損の原因になります。

「空撃ち」や「空撃ち状態」とは

「空撃ち」とは、クロスボウ本体に「矢」を装着せずに撃つ事をいいます。
また、「空撃ち状態」とは、矢が正常に装填されておらず、トリガー(引き金)を引いても矢が発射されない、矢が真っすぐに飛ばない等の状態をいいます。

破損する恐れのある消耗品とは

空撃ちや空撃ち状態で破損する恐れのある消耗品は下記になります。
・弦
・ケーブル
・滑車
・弓(リム)
・リムチップ 等
空撃ちで消耗品が破損した場合、消耗品を交換する事でクロスボウを使用可能になります。

最後に

空撃ちを行うと、消耗品が破損するだけではなく、破損時の破片が飛んできて怪我をする可能性もあります。
クロスボウをご使用には細心の注意を払うようお願いいたします。

関連記事

クロスボウのコッキングできない【CR-062-X-BK編】

コッキングできない

コッキングできないとお悩みの方いませんか。もし、単に力不足の場合は、背筋などを鍛える必要があります(汗
最近、お問い合わせの中で、コッキング方法が原因でコッキングできていないケースが増えているようですので、今回ブログに載せてみようと思います。

コッキングできない原因

コッキングは、矢を放つ前に、クロスボウの弦を両手で引き上げて、矢を設置できる状態にする行為です。弦を引き上げる度合いが中途半端になることでコッキングできないケースがあるようです。いったい弦がどこまで引き上げると、コッキングできるかは、クロスボウの安全装置に注目するとわかります。
次項で、詳細を記載します。

安全装置に注目

安全装置は、クロスボウの機種により多少異なってきます。
今回は、Guillotin(商品コード:CR-062-X-BK)の安全装置に注目してみましょう。

CR-062-X-BKの場合

安全装置を「SAFE」から「FIRE」にしたときの違いが、下記写真で分かります。
FIREにすることで、SAFEのときになかったパーツ(下側の赤丸で囲まれている部分)が現れます。
この部分を、コッキングの際に弦で押し込むことでコッキングできます。

まとめ

コッキングをする際に、弦をどこまで引くかを説明いたしましたが、いかがだったでしょうか。
今回は、Guillotin(ギロチン)という機種で説明しましたが、どのクロスボウも同じような感じです。
安全装置の奥まで弦が届くようにひかないと、コッキング成立がしないことを理解して頂ければ、コッキングができないという悩みは減るかと思います。
本記事がお役に立てれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。

関連記事

コッキング紐と安全装置が干渉する時の対処法は?

滑車の原理を利用して、フルサイズクロスボウのコッキングをする際の重さを、通常の約半分にしてくれるコッキング紐。
素手でコッキングが厳しい人はもちろん、素手でコッキングができる程の力がある人も、手の疲れや腰への負担軽減の為に使用する人が多いです。

しかし、コッキング紐を使用してもコッキングができない・・・
という状態になった事はありませんか?

コッキング紐を使ってもコッキングができない場合、考えられる原因は2つあります。

一つは、力(勢い)が足りておらず、最後まで弦を引けていない可能性。
もう一つは、コッキング紐と安全装置のレバーが干渉して安全装置が後ろ側の「SAFE」に動き、コッキングができなくなっている可能性です。

コッキング紐を使用していても力が足りていない場合は、ポンド数の小さいクロスボウから始め、徐々にグレードアップしていく。また、どうしても最初からポンド数の大きいクロスボウを使用したい場合は、まずは筋トレ等、筋力を向上させることから始めなければなりません。

また、力はあるがコッキングできない時は、コッキング紐と安全装置の干渉が原因である事が多いです。そこで、今回はコッキング紐と安全装置のレバーが干渉してしまい、コッキングができない場合について記載します。

干渉が発生する原因と対策

干渉する原因

コッキング紐と安全装置のレバーが干渉する原因として多いのは、コッキング紐のフック部分を最初からクロスボウ本体に近い場所に引っ掛けている、もしくは弦を引くスピードが遅い事が挙げられます。

写真のように、安全装置のレバー(赤丸部分)が出っ張っているタイプの場合、コッキング紐のフック部分とクロスボウ本体の間に隙間がない状態でコッキングを行うと干渉が起きやすいです。

対策

・コッキング紐のフック部分を掛ける位置を調整する
コッキング紐とクロスボウ本体の間に隙間がない状態だと、コッキング紐を引いたときに、コッキング紐のフック部分が安全装置に干渉してしまいます。それを避けるためには、コッキング紐のフック部分とクロスボウ本体の間にスペースがあることが重要です。

コッキング紐を使用する際は、コッキング紐のフック部分をクロスボウ本体から少し離れた位置に掛けるようにしましょう。
・弦を引くスピードを速くする
クロスボウ本体から少し離れた位置でコッキング紐のフック部分を弦に掛けても、弦を引くスピードが遅い場合、コッキング紐を引くうちに弦を引っ掛けているフック部分がクロスボウ本体(安全ロック付近)に寄っていき、安全装置のレバーへの干渉が起こる事が多いです。
また、弦をゆっくり引いてコッキングを行うと、素早くコッキングを行う時よりも力を使う時間が伸びて疲れやすくなるので、コッキングを行う際は、最後まで一気に引き上げましょう。

まとめ

コッキング紐と安全装置が接触する場合の対処法

・コッキング紐の金具を弦に掛ける際に、本体から少し離れた場所に掛ける。
・弦を引っ掛けている金具が安全装置に寄ってしまう前にコッキングを完了させる(コッキングを素早く行う)。

上記2つを心掛けても、コッキング紐のフック部分と安全装置のレバーが干渉してしまう場合は、コッキングの際にどのタイミングで干渉しているか、他の人に見てもらい、引き上げる速度や両手の位置などを試行錯誤しましょう。

関連記事

クロスボウの替え弓を変更することでポンド数を変更できる?

ポンド数の変更は可能か?

150ポンドのリカーブクロスボウに、150ポンドよりも低い替え弓を装着することで
ポンド数を下げることができるかというお問い合わせがたまにございます。
替え弓イメージ
結論からいいますと、できません。
実は、120ポンド用、130ポンド用、150ポンド用の替え弓はすべて同じ替え弓になります。
クロスボウ本体の構造により、ポンド数がかわるようです。
つまり、クロスボウ本体を変えない限り、ポンド数はかわりません。

ポンド数を下げたいのであれば

素手で引くと重いので、「コッキング紐」をおすすめします。
コッキング紐を使用することで、素手で引くときは150ポンド(約68kg)のところ
半分の75ポンド(約34kg)になります。(※あくまで目安です)
フルサイズのクロスボウがピストルクロスボウのポンド数まで下がる様な感じです。
実際にコッキングしてみると、素手で引いたときとコッキング紐を使用して引いたときの差は歴然です。
数値上だと約34kgは重そうに感じますが、一般男性ですとほとんどの方が引けるかと思います。主に背筋力が必要になります。
クロスボウで長く遊ぶこと考えると、コッキング紐は必需品です。

■弦を軽く引く コッキング紐
※上の画像や商品名を押すと詳細ページへ移ります。

クロスボウカテゴリ

ACUドロー装置のコッキングしすぎ防止ハンドル

1.ACUドロー装置とは

当店取扱いのテンポイント社製クロスボウにはACUドロー装置が装備されている機種がほとんどです。
ACUドロー装置があると、釣りのリールのようにハンドルを回すことで、コッキングができます。
徐々に、弦が引っ張っていくので、1回のコッキングに時間がかかりますが、楽にコッキングすることが可能になります。

2.新しいACUドロー装置のハンドルについて

2018年モデルから、コッキングしすぎを防止するハンドルが登場したそうです。
通常、コッキングしすぎてしまうとACUドロー装置などが破損してしまうようでして、
それを防止するハンドルが下記になります。
2種類のハンドルがありまして・・・
・赤色 通常のACUドロー装置のみ対応
・黒色 通常のACUドロー装置とACUドローPRO装置に対応
恥ずかしながら、通常とPROの違いは不明ですが、
PROが搭載している機種は、上位モデルが多いようです。

ドローウェイトのポンド数は、何kg(キログラム)?

クロスボウのドローウェイト(弦を引く重さ)はポンド表記がされています。
いったいどのくらいの重さがあるのか日本人にはなじみが薄いです。
クロスボウに使われているポンドをキログラムに換算してみました。
ご参考になさってください。
50ポンド → 約22.6kg

80ポンド → 約36.2kg

120ポンド → 約54.4kg

130ポンド → 約58.9kg

150ポンド → 約68kg

175ポンド → 約79.3kg

180ポンド → 約81.6kg

185ポンド → 約83.9kg

200ポンド → 約90.7kg

225ポンド → 約102.6kg

一般的によく出ている150ポンドでも約68kgの力で弦を引くことになります。
したがって成人男性でも引けない方がいらっしゃいます。
力に自信が無い方はコッキング紐をご使用ください。

クロスボウをコッキングする際、なぜか弦がかからない

組み立てたけど弦を思いっきり引いても弦が最後まで行かない・・・
購入時そういった経験をしたことがある人は多いと思います。

これって、どんな状態?

力がないだけで引けないこともありますが、よく見ると写真の部分がこのような形状になっていることがあります。

(画像をクリックすると拡大します)
これをみて不良品????と思う人はなかなか鋭いですが実はそうではありません。
購入時初回や発射後に写真のような状態になることがあります。
このままでも引けますが、この状態ですとかなり固くなっているので引くのが大変な場合があります。

対処方法

購入時初回一回は行った方が良い方法です。
柄の細いドライバーなど固く細い棒状のものを準備します。
これを写真のように隙間に入れます。

(画像をクリックすると拡大します)
トリガーのロックである、
「安全装置」を「解除」にしてドライバーを上に引き上げます。
※通常は安全装置を「前(FIRE)」にすると解除になります
※2014年より安全装置を解除しなくてもコッキングできる機種が出てきています(最下部参照)
カチャンとドライバーが通過すれば終わりです。

弦が通過するのが楽になります。

機種によっては

「安全装置を解除してからコッキングする」事が主流でしたが、2014年あたりから「安全装置の解除をせずにコッキングできる機種」が出てきています。
PL(PerfectLine、PoeLang)社製のジャガークロスボウが徐々に「安全装置の位置に関係なくコッキングできる」タイプになっているようです。
このタイプの場合、弦をコッキングする前には「安全装置自体が動かない」です。
※コッキング前にはトリガーが引ける(将来仕様変更になる場合があります)
弦が正常にコッキングされれば自動的に安全装置がロックされます。
※安全装置がロックされるとトリガーは動きません
※矢を装着せずに発射行為をする「空撃ち」は絶対になさらないでください
2014年時点ではまだまだ「安全装置を解除してからコッキング」するタイプが多くありますが、新タイプのような場合もありますので、弦のコッキング前に安全装置が動かないと慌てる必要はございません。