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クロスボウやアーチェリーで狩猟は可能?

クロスボウの疑問

海外では的あてなどの競技以外に、狩猟用として使用されることもあるクロスボウやアーチェリー。
狩猟で使用したいというお問い合わせをいただく事もありますが、日本国内で狩猟に使用しても良いのかまとめてみました。

クロスボウやアーチェリーでの狩猟について

日本国内ではクロスボウ(ボウガン)やアーチェリー(弓矢)など、矢を使用しての狩猟(害獣駆除含む)は「鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律」によって禁止されています。

スリングショットは自由猟具として使用できる

弾を飛ばすスリングショットは、狩猟用(自由猟具)として使用できますが、地域により狩猟期間や禁止事項に差がありますので、該当する都道府県や自治体にご確認ください。

まとめ

・日本国内では、クロスボウやアーチェリー等、矢を使用しての狩猟は法律で禁止されている
・スリングショットは自由猟具として使用できるが、狩猟期間や禁止事項の確認が必要

クロスボウの購入や所持に、許可や免許などは必要?

クロスボウの疑問

クロスボウの購入や所持に、許可や免許などが必要かというお問い合わせをいただく事があります。
結論から言いますと、クロスボウの購入や所持にはクロスボウの所持許可証が必要です。

クロスボウの購入・所持には許可が必要

クロスボウが使用された凶悪事件が相次いで発生したことを受けて 2022年3月15日に銃刀法改正が施行され、クロスボウの所持が許可制になりました。
そのため、現在クロスボウを購入(所持)する場合は該当するクロスボウの所持許可証(原本)の確認が必要となっております。
弊社も、自社規則としてクロスボウ本体や関連品をご購入されるお客様には、クロスボウ所持許可証の原本の確認を行っております。

クロスボウの所持許可証はどこで手続きするの?

クロスボウの所持許可証については、住所地を管轄する都道府県公安委員会にてお手続きが必要となりますので、詳しくは住所地を管轄する警察署へ御相談ください。
※所持許可証を取得するにあたっての流れや必要な書類などは都道府県や警察署ごとに異なる場合があります

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コッキング紐と安全装置が干渉する時の対処法は?

滑車の原理を利用して、フルサイズクロスボウのコッキングをする際の重さを、通常の約半分にしてくれるコッキング紐。
素手でコッキングが厳しい人はもちろん、素手でコッキングができる程の力がある人も、手の疲れや腰への負担軽減の為に使用する人が多いです。

しかし、コッキング紐を使用してもコッキングができない・・・
という状態になった事はありませんか?

コッキング紐を使ってもコッキングができない場合、考えられる原因は2つあります。

一つは、力(勢い)が足りておらず、最後まで弦を引けていない可能性。
もう一つは、コッキング紐と安全装置のレバーが干渉して安全装置が後ろ側の「SAFE」に動き、コッキングができなくなっている可能性です。

コッキング紐を使用していても力が足りていない場合は、ポンド数の小さいクロスボウから始め、徐々にグレードアップしていく。また、どうしても最初からポンド数の大きいクロスボウを使用したい場合は、まずは筋トレ等、筋力を向上させることから始めなければなりません。

また、力はあるがコッキングできない時は、コッキング紐と安全装置の干渉が原因である事が多いです。そこで、今回はコッキング紐と安全装置のレバーが干渉してしまい、コッキングができない場合について記載します。

干渉が発生する原因と対策

干渉する原因

コッキング紐と安全装置のレバーが干渉する原因として多いのは、コッキング紐のフック部分を最初からクロスボウ本体に近い場所に引っ掛けている、もしくは弦を引くスピードが遅い事が挙げられます。

写真のように、安全装置のレバー(赤丸部分)が出っ張っているタイプの場合、コッキング紐のフック部分とクロスボウ本体の間に隙間がない状態でコッキングを行うと干渉が起きやすいです。

対策

・コッキング紐のフック部分を掛ける位置を調整する
コッキング紐とクロスボウ本体の間に隙間がない状態だと、コッキング紐を引いたときに、コッキング紐のフック部分が安全装置に干渉してしまいます。それを避けるためには、コッキング紐のフック部分とクロスボウ本体の間にスペースがあることが重要です。

コッキング紐を使用する際は、コッキング紐のフック部分をクロスボウ本体から少し離れた位置に掛けるようにしましょう。
・弦を引くスピードを速くする
クロスボウ本体から少し離れた位置でコッキング紐のフック部分を弦に掛けても、弦を引くスピードが遅い場合、コッキング紐を引くうちに弦を引っ掛けているフック部分がクロスボウ本体(安全ロック付近)に寄っていき、安全装置のレバーへの干渉が起こる事が多いです。
また、弦をゆっくり引いてコッキングを行うと、素早くコッキングを行う時よりも力を使う時間が伸びて疲れやすくなるので、コッキングを行う際は、最後まで一気に引き上げましょう。

まとめ

コッキング紐と安全装置が接触する場合の対処法

・コッキング紐の金具を弦に掛ける際に、本体から少し離れた場所に掛ける。
・弦を引っ掛けている金具が安全装置に寄ってしまう前にコッキングを完了させる(コッキングを素早く行う)。

上記2つを心掛けても、コッキング紐のフック部分と安全装置のレバーが干渉してしまう場合は、コッキングの際にどのタイミングで干渉しているか、他の人に見てもらい、引き上げる速度や両手の位置などを試行錯誤しましょう。

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クロスボウの安全な使用と管理について

令和4年3月15日より、クロスボウ本体を購入・所持する方は購入前にクロスボウの所持許可を受ける必要があります。
※所持許可を受けるためには、住所地を管轄する警察署等で、所持許可の申請を行い、所定の審査を受ける必要があります
※クロスボウの所持許可の申請について、詳しくは住所地を管轄する警察署へ御相談ください
※東京都の方の場合は、警視庁HP【クロスボウの所持許可申請】も参考にしてください

クロスボウの安全な使用について

・標的射撃は、一定の基準を満たす限られた場所(以下、射撃場)でのみ行い、それ以外の場所では絶対に行わないで下さい。
※一定の基準を満たす限られた場所について、詳しくは警察庁HP【銃刀法施行規則のクロスボウ関係改正部分】(外部サイト)(PDF)の「第八十二条の四」及び「別表第二」をご確認ください。

クロスボウを使用する際の注意事項

・発射部分を人や動物に絶対に向けないでください。
・公共の場所又は公共の乗物に向けて使用しないでください。
・使用するクロスボウの威力に相応する広さの射撃場を使用しましょう。
・射撃場以外の場所ではいかなる理由があろうとも矢の装填や発射をしないでください。
・標的射撃を行う際は、的の背面及び側面は安全なスペースを設けるか大きな防矢壁などで安全を確保しましょう。
・人の生命、身体若しくは財産に危害を及ぼしたり、動物を殺傷することがないよう、あらかじめクロスボウの安全点検と周囲の状況の確認等を行ってから使用しましょう。
・飲酒および酒気帯び時にはクロスボウに触れないでください。
・疲労および体調不良時にはクロスボウを使用しないでください。
・その他の犯罪に関わる行為にも一切使用しないでください。
・クロスボウの利用に際し危険な行為を見つけた場合は早急に警察に相談してください。

クロスボウの管理について

・クロスボウの所持許可を持っていない人に、クロスボウ本体及び付属品を貸したり、譲渡しないようにしましょう。
・クロスボウの所持許可証を持っている場合でも、クロスボウをインテリア等として飾らないようにしましょう。

クロスボウの保管について

・クロスボウ本体は、鍵のかかる金属製ロッカー等に、確実に施錠して保管してください。
・クロスボウ用の矢につきましては、クロスボウ本体とは別の建物で、盗難等のおそれがないように保管してください。
■クロスボウ保管方法の例
クロスボウ本体は、家屋の中に設置したロッカーの中に保管し、
クロスボウ用の矢は、クロスボウ本体を保管した家屋とは独立した倉庫等の建物の中に保管する、等

クロスボウの持ち運びについて

・一定の基準を満たす標的射撃場へ運ぶ、警察に引き取ってもらうため警察署へ持参する場合など、正当な理由がある場合を除き、クロスボウを携帯(運搬)することはできません。
・正当な理由があってクロスボウを携帯(運搬)する場合には、クロスボウに覆いをかぶせる、もしくはクロスボウを容器に入れるようにしましょう。

令和4年3月15日以前から所持しているクロスボウについて

・クロスボウの所持許可を得ていない場合、クロスボウで矢を発射することはもちろん、矢を装塡しておくことも禁止されます。
「所持許可の申請」「廃棄」「適法に所持することが出来る人へ譲り渡す」等、いずれの措置も執らずに令和4年9月15日以降もクロスボウを所持し続けた場合は不法所持となり、処罰の対象となりますのでご注意ください。

クロスボウの廃棄について

クロスボウの廃棄をご希望の場合、令和3年6月16日から、警察に処分依頼を行うことで無償で引き取りを行っております。
詳しくは、住所地を管轄する警察署へ御相談ください。
※兵庫県など、都道府県でクロスボウ所持の届け出をしている場合は、廃棄に関する届け出が必要な場合があります。詳しくは各都道府県の担当部署(クロスボウ所持の届け出を行った部署)へご確認ください。

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ピストルクロスボウにスコープやドットサイトの照準器を付けることが出来る?

ピストルクロスボウにスコープやドットサイトの照準器を付けたい

ピストルクロスボウに装着できるか

結論から言いますと、一部の機種に限り、スコープやドットサイトの装着可能です。
まず、クロスボウのどこに照準を付けるかと申しますと、
下図の赤線で囲んだ部分に取り付けることになります。赤線で囲んだ部分をマウントレールと言います。

装着条件

マウントレールの横幅が20mm以上必要です。20mm未満の横幅になりますと、物理的に挟んで固定することができなくなります。
また、固定する部分は前後2か所になっていまして、マウントレールの全長がある程度長い必要があります。

マウント幅について

おおまかに分けますと、10mm幅と20mm幅があります。
実際に測ると、10mm幅と言いつつも、10~14mmのような感じで、クロスボウの機種によって幅がかわるようです。
20mm幅は10mm幅ほどの違いはありませんが、多少異なるようです。

実際のところ

ピストルクロスボウで的を狙って遊ぶときの距離は、10~15メートルくらいですので、スコープを付けると逆に狙いづらいかと思います。
ドットサイトには倍率がないので、特に問題ないかと思います。

装着してみた

写真を見てもらうとわかりますように、ドットサイトはマウントレールの全長を余裕ありますが、スコープはマウントレールのギリギリになります。
「ピストルクロスボウ コブラ 80ポンド 175FPS」


※上の画像が「ドットサイト」。下の画像が「スコープ」。
「ピストルクロスボウ ALLIGATOR 標準タイプ ブラック 80ポンド 185FPS」


※上の画像が「ドットサイト」。下の画像が「スコープ」。

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ドットサイトとスコープの違い

ドットサイトとスコープの違い

クロスボウを購入すると、ドットサイトやスコープなどの照準器を付けたくなる方がいらっしゃいます。
中には、違いがあまり良くわからなくてお問い合わせをいただいていることがあります。
本ページで、少しでもお悩み解決できましたら幸いです。

ドットサイトを使用するとき

クロスボウメーカーで扱っているドットサイトは、基本的にボタン式電池を使い、
ドットサイトを覗くと、中央に赤い点が表示されます。
その赤い点を、ターゲットに合わせて狙い撃つような使用方法です。

通常ですと

ドットサイトやスコープが付かないクロスボウは、クロスボウ本体の前後に
フロントサイトとリアサイトがあり、その2つのサイトをターゲットに合わせて狙い撃つ使用方法になります。

スコープ使用するとき

クロスボウメーカーで扱っているスコープは、ドットサイトのように電池を使用することはほとんどありません。
スコープを覗くと、数本のライン(レティクル)が見えます。
そのラインを基準にターゲットを狙い撃つような使用方法となります。

ドットサイトとスコープの違いとは

ドットサイトとスコープの特徴を説明してきましたが、
ドットサイトとスコープの大きな違いは、倍率の有無です。
当店で取り扱っているスコープは、3~4倍率になります。

使い分けについて

ドットサイトを使用する場合、ターゲットまで距離は20~30メートルで、40メールを超えてくると肉眼では狙うことが難しくなってくるのでスコープを使用するような感じになると思います。
※ターゲットの大きさやクロスボウなどによっては、距離が変わってきます。

クロスボウの矢が飛ばない原因とは

問題無く組み立てたつもりだが、なぜか矢が飛ばない・・・
矢が飛んだり、飛ばなかったりする・・・
などの症状があるときは、下記に記載している原因が多いです。

矢が飛ばない原因は

矢が正しく装填されていないことです。
下図のように、矢を奥まで差し込んでいないと、弦が矢を正常に押し出すことができないことがあります。
写真はフルサイズクロスボウですが、ピストルクロスボウも同様です。

矢を正常にセットしないと

矢が飛ばないことはもちろん、空撃ちに近い状態ですので、弦や弓などに負担がかかり破損の原因になります。
下図のように、正しく矢を装填しましょう。

意図せず矢の位置がズレる

矢をセットしたままクロスボウ本体を動かしていると、セットした矢の位置が知らぬ間にズレて、空撃ちに近い状態になる可能性もございます。

対処方法

矢を正しく装填した後は速やかに打つことをおすすめします。
また、矢を装填したままにしておくと、予期せぬ誤射になりかねません。
矢を装填したままの放置は大変危険です。

まとめ

矢を装填しないで撃つことを「空撃ち」と言っていまして、空撃ちするとクロスボウは破損します。
今回、ご紹介した矢が飛ばない症状は、その空撃ちに近い状態ですので、破損する確率が高いです。
矢を発射する前に必ずセットされている矢がどんな状態かを意識することで未然に防ぐことができる症状かと思います。
以上、矢が飛ばない原因でした。

クロスボウのリムチップとは

ブログ上に表示させたくない見出し用の画像(500×500PX)※トップページにある記事一覧に表示される
「リムチップ」というクロスボウの消耗品はご存知でしょうか。
おそらくクロスボウを使用している方でも知らない方がいるかもしれません。
替え弦を交換する頻度まで多くはないですが、消耗品なので、破損したときに交換することで
引き続きクロスボウを使用することができますので、知っておいて損はないです。

リムチップとは

早速ですが、リムチップとは「クロスボウの弓に装着するパーツ」です。
具体的に説明すると、リカーブクロスボウ用の弓の左右に、はめ込む樹脂製パーツ(消耗品)です。
たいていのクロスボウは、弓に弦を直接かけるのではなく、「リムチップを弓に装着後」→「弦を張る」という流れになります。
文章だけですと、伝わりづらいかと思いますので
写真をご用意いたしました。写真は80ポンドクロスボウ用のリムチップです。
下記をご覧ください。

リムチップ

リムチップと弓

リムチップを弓に装着したイメージ

(補足事項)
写真は80ポンドクロスボウ用のリムチップです。

購入するとき

ManKung社やPerfectLine社のフルサイズリカーブクロスボウやピストルクロスボウが対象となります。弓に滑車がついているコンパウンドクロスボウは、対象外です。
下記のa)とb)はピストルクロスボウ用で、c)がフルサイズリカーブクロスボウ用です。
(補足事項)
替え弦を購入するとリムチップ2個が付属します。
80ポンド強化弦や175ポンドジャガー用、コンパウンドクロスボウ用などの替え弦は、リムチップが付属しません。

フルサイズクロスボウのリヤサイト修理(ダイヤル交換)

今回は、クロスボウのリヤサイトの修理の写真を撮っていたので紹介したいと思います。
修理する部分は、リヤサイトやスコープなどを取付けるマウントレールの角度調整を行うダイヤルです。
そう壊れる部分ではないと思っていましたが、お客様の中には強く回し過ぎたり落としたりして調整ダイヤルを破損してしまう方がいらっしゃいます。
部品さえあればなんとか交換できそうな構造です。
実は、その部品がなかなか手に入りづらいもので・・・。
今回は他の部品取り用のクロスボウから抜いて修理品に移植します。

修理開始!

ダイヤルを外す際の注意点

赤線で囲まれた部分です。
ちょっと箱を下においたら見えにくくなってしまいました・・・
これが折れてしまうとその部品が使えなくなるのはもちろんですが。中のバネやボールが飛び出て紛失する可能性があるため、注意が必要です。
実際に使用されている部品がこれです。
このバネと鉄球が紛失しやすいです。

破損しているダイヤルを外す

Eリングを取り外し、ダイヤルを抜くとぽっかり穴が開きます。
ちなみにこの状態から分解することなく部品の交換は可能です。

バネを組み込む

まずはバネから組み込んでいきます。写真のように差しこむだけの作業です。

鉄球を設置

次は鉄球です。
中にコロンと入ると大変なことになる可能性があるため、慎重にバネの上に乗せます。

仕上げ

最後に、ダイヤルを差し込んで裏のEリングを止めるだけです。
特別な工具がない限りEリングを止める作業は難しい作業です。
Eリングを失くさないよう気を付けて作業をしましょう。

ピストルクロスボウ80ポンド用の強化弦とは

替え弦について

クロスボウの消耗品の1つです。
クロスボウの弓にかける紐状のもので、矢を発射させるために必須な消耗品です。
80ポンド用替え弦

80ポンド用の替え弦には

通常弦と強化弦があります。
その違いについてのお問い合わせが何度かございましたので、今回、ご紹介させて頂きます(^^)

通常弦と強化弦の違い

替え弦は、数本の紐を束ねているような作りになっており、 強化弦に使用されている紐は通常よりも太めです。
その分、強化弦のほうが寿命が長い傾向があります。
なお、通常弦にはリムチップが付属しますが、強化弦は弦のみです。
80ポンド用の通常弦
80ポンド用の強化弦

使用できるクロスボウは

当店で取り扱っているドローウェイトが80ポンドのピストルクロスボウに使用できます。
商品名に「80ポンド」があるピストルクロスボウが対象になりますので、
「80ポンド ピストル」と検索欄で検索して頂くと見つけやすいです。